設置場所によっても変わる?自分に合った防犯カメラの選び方とは!
防犯カメラを設置したいのに、選び方がわからない人は多いです。設置したい場所は千差万別だからです。そのニーズに応えるため、さまざまな防犯カメラが存在しており、どれを選んだらよいかわからないのは仕方ありません。ここでは、基本的な機能や注意点もお伝えしながら、防犯カメラの選び方を紹介していきます。
防犯カメラを設置することで得られるメリット
まずは、防犯カメラを設置する事で得られるメリットについて説明します。1つは、「抑止効果」です。少しだけ、泥棒の目線になってみてください。捕まりたくはないので、入ろうとする建物を必ず下見すると思います。その時、目立つ位置に防犯カメラがついていたらどうでしょうか。わざわざ自分が映像に残るリスクを負って、その建物に入ろうとは思いませんよね。それなら、防犯カメラがついていない他の建物を選びます。防犯カメラの設置で、防犯対策を実施しているというアピールをし、抑止効果を狙う事ができます。
2つ目は、いざという時「証拠に残せる」という事です。あなたの代わりの目となり、大事な財産を監視してくれるのが防犯カメラです。さらに、その目は24時間の録画機能を有しているため、犯罪の証拠としても使えます。証拠があると、警察も動かざるをえません。監視と録画がセットになっているのは大きなメリットです。
自分に合った防犯カメラを選ぶために抑えておくポイント
防犯カメラを選ぶ際に、抑えておきたいポイントがいくつかあります。このポイントを知っておくだけで選びやすさが変わっていきます。
形状の違い
防犯カメラには、大きく分けて2種類の形状があります。形状の違いを理解できていると、実際の設置イメージが浮かんできます。1つは、スーパーの駐車場など、屋外で使用される事が多い「バレット型」です。どこを監視しているカメラなのか、誰が見てもわかるようになっており、高い抑止効果が期待できます。
もう1つは、事務所やホテルで多く設置している「ドーム型」です。バレット型と違い、見られている感が少なく、インテリアのように景色に馴染みます。屋外用も存在しますが、屋内で使用される事が多いです。一見、どこを向いているかわからないという特徴があるため、1台で広範囲の抑止にも最適です。このように、設置場所や監視したいものによって、カメラを選定していく事ができます。
録画可能時間
録画可能時間の確認は必須です。24時間365日録画ができるのが防犯カメラですが、映像がずっと記録されているわけではありません。録画できる容量がいっぱいになると、古い映像から上書きされていきます。通常、何かあった場合は、遅くとも数日後にはわかると思います。しかし、設置した先が普段あまり行くことがない別荘地などであれば、そうはいかない事もあります。そのため、自分がどのくらい映像を残しておきたいのかをしっかりと考えておきましょう。
録画する方式にも種類あり
防犯カメラの録画方法にも種類があります。基本となるのは、「録画装置」での録画です。レコーダーとも呼ばれます。防犯カメラの映像を録画装置に送り記録します。録画した映像を見たい時は、録画装置を操作して、同時に設置するモニターで見る事が可能です。録画装置とモニターを家のリビングなど、よくいる場所に設置しておけば、リアルタイムの映像を常に映し出しておく事が可能です。
もう1つは、「クラウド録画」です。録画装置という概念がなくなり、クラウド上に保存された映像を、インターネットを介して、PCやスマートフォンなどから見る事が可能です。クラウドの利用料金として月額費用が発生する事があります。ほか、カメラ自体にSDカードを入れて録画をする簡易的なカメラも存在します。
防犯カメラを選ぶ際の注意点
家電量販店では、手軽で安価な防犯カメラが取り揃えてありますが、値段だけに釣られて購入すると、実際に設置してみたら、撮りたいものが撮れていなかった。などという事態が起こります。そこで、代表的な注意点について確認していきます。
防犯カメラをなぜ設置したいのかを考える
まず、「あなたがなぜ防犯カメラを設置したいのか」をもう一度考えてみましょう。そこをよく考えずに購入してしまうと後悔します。敷地内に入られたくない。大切な車にいたずらをされたくない。小さな子どもやペットの見守りをしたい。など、理由は本当にさまざまです。なぜ設置したいのかで、どの防犯カメラを選ぶのかが変わってきます。もう一度、防犯カメラをどんなシーンで活用したいのかを考えてみると、最適な防犯カメラを選ぶ事につながります。
暗闇でもしっかり撮影できるかどうか
防犯カメラを設置したい場所には、夜はまったく明かりがない場合があります。しかし人の目が少ない夜間にこそ防犯カメラの機能を発揮させたいものです。その場合「赤外線カメラ」機能が付いているか確認をしましょう。「赤外線カメラ」は、真っ暗な状態でも、カメラ自体が発する赤外線を利用して映像を映す事が可能です。カラーではなく白黒の映像となりますが、ハッキリとした映像を残せます。
工事方法
防犯カメラを設置する際は、工事が必要になる事がほとんどです。電源までの配線をし、壁や軒下に取り付けをしなくてはなりません。しかし、すべて自分でやろうとすると、結果しっかりと工事ができておらず、「いざという時に録画が失敗している」可能性が出てきます。不安であれば、専門の防犯カメラ取り付け業者に相談をすると、プロが工事をしてくれるだけでなく、カメラの選定や、設置場所の相談までする事が可能です。
以上、防犯カメラの種類や、選び方の説明をしていきました。1人ではまかないきれない、日々の安心を手助けしてくれるのが防犯カメラの役割の1つです。注意点に気を付けながら、あなただけの最適な防犯カメラを選んでいきましょう。