車上荒らしを防ぎたい!簡単にできる防犯対策とは
近年車に関する犯罪が増えており、なかでも「車上荒らし」は深刻な問題を抱えています。車上荒らしは、オーナーが車から離れている時に起こりやすく、たとえ自宅の駐車場であっても起こるほど、油断できない犯罪です。では、具体的にどんなものがあるのでしょうか。今回は、車上荒らしや防犯対策・補償について詳しくご紹介します。
車上荒らしとは
まずは車上荒らしの概要を詳しくご紹介します。
車上荒らしとは何か?
車上荒らしとは、駐車している車の中から金品や車の内外のパーツを盗む犯罪のことです。別名「車上狙い」とも呼ばれ、一般的に車上荒らしは、車のオーナーがいない時を見計らって行われます。
車上荒らしで車内から盗まれるもの
もし車内に、現金や財布、高級バッグやクレジットカード、免許証、スマホ、貴金属、カーナビ、テレビ、カーオーディオ、ゴルフバッグなどを積んでいた場合、車上荒らしに遭う可能性が高いです。
車上荒らしで車外から盗まれるもの
車上荒らしでは車外パーツを盗まれることもあります。代表的なものでは、ナンバープレート、ホイール、マフラー、エアロパーツ、ハイブリッドカーなどのバッテリーなどがあります。
車上荒らしに狙われやすい車の特徴
車上荒らしに狙われやすい車の特徴は次のようなものがあります。まず、車内の見える場所に、金品などの貴重品がわかるように載せてある車は狙われやすいです。ほかにも、窓のサイズが小さい車、未施錠状態、窓の一部を開けっ放しにしている車、人目につきにくく、防犯カメラを設置していない場所に駐車してある車などがあります。
さらに近年では、中古車価格が高騰し、海外で高値取引される特定の車種も狙われています。具体的には、トヨタのランドクルーザー、プリウス、レクサス、ハイエースなど、パーツが高値で売れそうな車が代表的な例です。
車上荒らしに狙われやすい場所
先述した条件に当てはまっているのであれば、どんな場所でも車上荒らしに遭うことがあります。なかでも、自宅の駐車場や空地を利用した契約駐車場、会社の駐車場、コンビニもしくはスーパーの駐車場、路上駐車などが狙われやすいです。
防犯対策としてどんなことができるか
車上荒らしは、卑劣で悪質な犯罪です。では、車上荒らしを防ぐにはどんな防犯対策があるのでしょうか。詳しくご紹介します。
防犯カメラの設置
車上荒らし対策に、防犯カメラの設置は有効です。防犯カメラは一度設置すると、1年365日1日24時間休まず監視してくれます。とくに車の近くに人がいない時間帯など、もっとも危険な時間帯の時にオーナーに代わって車を守ることが可能です。
防犯カメラが撮影しているということが不審者にわかるだけで、高い防犯効果があります。仮に車上荒らしに遭っても、防犯カメラがしっかりと犯人を撮影しています。防犯カメラは二重の意味でも防犯効果があります。
ダミーカメラの設置
車上荒らし対策に、ダミーカメラの設置は有効です。本格的な防犯カメラを設置できない時には、ダミーカメラを設置するだけでもかなりの防犯効果があります。当然、ダミーカメラには撮影機能はありません。ただし人は心理的に、何らかの目的でカメラが撮影されていることがわかると、不安になりやすい傾向があります。
とくに、これから車上荒らしなど、何かしらの犯罪をしようと思っている人ほど警戒します。そのため不審者にはっきり見える場所に「防犯カメラで警戒中!」などと、アピールすることで犯罪を思いとどまらせることが可能です。
警報装置の設置
車上荒らし対策に、警報装置の設置は有効です。車上荒らしなど、犯罪をする人にとって「けたたましいサイレン音」が響き渡ると、一気に犯罪をする気が萎えます。ガラスの破壊・ドアのこじ開けなど、車に異常が起こった時は警報音が響き渡る警報装置を設置することでかなりの防犯対策になります。
もし車上荒らしの被害にあったら?補償はどうなるのか
車上荒らしはいくら警戒しても、起こるケースもあります。では、もし車上荒らしの被害にあったら、補償はどうなるのでしょうか?こちらで詳しくご紹介します。
車上荒らしには補償があるのか?
もし車上荒らしに遭った場合、何か補償はあるのでしょうか?結論からいうと、自動車保険に加入していれば車上荒らしに遭っても補償されます。ただし「車のパーツ」と「車載物」では異なります。それぞれご紹介します。
車のパーツが車上荒らしに遭った場合
車のパーツが車上荒らしに遭った場合、自動車保険の車両保険の補償対象です。車のパーツとは、タイヤやホイール、エアロパーツなど、ボルトなどで車に固定してあるもののことです。
車載物が車上荒らしに遭った場合
車載物が車上荒らしに遭った場合、自動車保険の車両保険の補償対象外になりますが、「車内外身の回り品補償特約」に加入していれば、補償の対象になります。
ただし貴重品である現金やクレジットカード、スマホ、アクセサリーなどは補償の対象外となります。
車上荒らしの対策に防犯カメラの最適な設置場所は?
車上荒らしの対策には、防犯カメラの設置はどこが最適なのでしょうか?こちらで詳しくご紹介します。
駐車している車の全体が監視できる場所
車上荒らしの対策には、駐車している車全体が監視できる場所に設置しましょう。車上荒らしをする人は、防犯カメラの死角を狙ってきます。防犯カメラを設置する時は必ず駐車している車全体が監視できる場所に設置し、死角をなくしましょう。
まとめ
今回は、車上荒らしとは・防犯対策・補償について紹介しました。車上荒らしは、オーナーがいない時にやられてしまいます。そのため対策をとる必要があります。車上荒らしにもっとも効果的な対策は防犯カメラの設置です。防犯カメラを設置することで、大半の車上荒らしは抑止できます。
ほかにもさまざまな対策があるため、万全な安全策をとり、愛車を守るように取り組みましょう。本記事が、車上荒らしとは・防犯対策・補償について詳しく知りたい人に届けば幸いです。