自力で防犯カメラを設置するメリット・デメリットについて解説!
自宅に防犯カメラを設置する家庭も増えているといいますが、費用はできるだけ節約したいと思う人も少なくないでしょう。設置を業者に依頼するのではなく、カメラを購入し自力で設置すれば安く済みそうですが、メリットだけでなくデメリットもありそうです。自力で防犯カメラを設置するメリットと、デメリットについて解説しましょう。
自力で防犯カメラを設置するメリット・デメリット
それでは自力で防犯カメラを設置するメリット・デメリットそれぞれについて説明します。
自力で防犯カメラを設置するメリット
最近は通販でも、防犯カメラを手軽に購入できます。購入した防犯カメラを自分で設置する際のメリットは以下のようなものがあるようです。
・設置費用が安く済む
業者に依頼する場合は、設置するための工賃がかかりますが、自分で取り付けるのならその工賃をカットできます。自力での設置を考える人は、この点が一番のメリットだと考えているのではないでしょうか。
・設置後の機器の交換や位置の変更も簡単
これは配線工事が不要の防犯カメラの場合になりますが、設置後に満足できないなど別の機器に交換したい場合は、簡単に行うことができます。業者に依頼して設置した場合、交換には再び工賃がかかるうえ、出張費用も必要になることがあります。
自力で防犯カメラを設置するデメリット
自力で防犯カメラを設置する場合、メリットだけでなくデメリットもあるようです。
・設置するための技術が必要
一般的な家電製品でも、設置の際に配線が必要だと「機械には弱い」「機械音痴だから」などと、最初から関わらない人も多いのではないでしょうか。
そのような人なら防犯カメラを設置することは困難なはずで、配線くらいは説明書で理解できるという人でも、実際にきちんと撮影と録画ができるまでスムーズに行えない可能性もあります。防犯カメラを設置するためには、設置できるだけの知識と技術が必要になるでしょう。
・防犯カメラ選びも簡単ではない
どのような用途で、どのような場所に設置するのか、それによってふさわしい防犯カメラを選ぶ必要があります。また、機器を購入して危険な高所作業を行ったのに、設置したら必要ではない映像しか撮れていなかった、こんな結果になるのは困ります。
通販でも数多くの防犯カメラが販売されていますが、その中から適したカメラを選ぶ必要があり、それには手間も時間もかかる可能性があり、簡単ではないかもしれません。
・電気工事の資格が必要な場合も
簡単に設置できる、配線工事が不要な防犯カメラなら電気工事の資格は必要ありません。しかし、壁に穴を開ける必要があるような、本格的な工事の場合は資格を持った人でなければ作業を行うことはできません。
自力で防犯カメラを設置する方法
防犯カメラには、配線が不要で自分でも簡単に設置できるものもありますが、電波状況などにより鮮明な映像が撮れない場合もあります。防犯カメラとしての機能をしっかりと発揮できるものを選びたいのなら、やはり本格的なカメラの設置がおすすめです。本格的な防犯カメラを自力で設置する方法について解説しましょう。
設置場所に適したカメラを購入する
屋外に設置する場合、軒下であっても風雨にさらされる可能性があるのなら防水性能があるカメラを選ぶようにします。夜間に作動させるなら、赤外線LEDカメラや低照度カメラを選ぶ必要があるでしょう。さらに、画素数や録画機能の有無、白黒かカラーかなど、設置したい場所や目的に合わせて選ぶようにします。
設置に必要な工具・道具を揃える
防犯カメラを外壁に設置するなら、壁に穴を開ける工具・道具が必要になります。また、高い位置に設置するなら脚立なども必要です。
配線・配管作業を行う
屋外に有線の防犯カメラを設置するなら電源が必要、電源共有は付属のACアダプターを使用し、電源を延長するなら延長コードを使用します。ケーブルを露出配線するならステップル・方サドル・結束バンドなどでしっかりと固定しますが、雨風を防ぎ保護するために配管も行えば間違いないでしょう。
カメラを設置する
あらかじめ決めておいた場所にカメラを設置しますが、防水機能がある機種でも、なるべく雨風があたらないようにします。また、カメラは角度をしっかりと合わせることが重要となるため、設置前にカメラの角度を把握しておくようにしましょう。一台のカメラでは死角ができてしまうので、複数のカメラを設置するとより効果的です。
正確に設置したいなら専門業者に依頼するのがおすすめ!
自力で防犯カメラを設置する方法を紹介しましたが、日頃からDIYなどの作業に慣れている人でなければ、読んだだけで自分には無理だと諦めてしまうかもしれません。防犯カメラを設置するには、知識や技術が必要で安全に行うためには資格や経験も必要でしょう。
また、設置できたとしても角度を合わせることは簡単ではなく、外壁の高い場所などへの設置なら危険な作業を行うことになります。適した防犯カメラ選びもプロである業者に相談した方が間違いないうえ、設置後にトラブルが起きてしまったときも、すぐに相談でき対応してもらうこともできます。正確に設置し、安心して使用するためには専門業者に依頼するのがおすすめでしょう。
自力で防犯カメラを設置することは可能ですが、メリットとデメリットを確認してみると自力での設置よりも業者に依頼する方が安心、満足できるのではないでしょうか。壁に穴を開けるような本格的な設置工事ならなおのこと、プロに任せることが後悔のない防犯カメラの設置につながるはずです。